こんにちは、
氷河期世代クリエイターのYOHEIです。
前回にひきつづき、広告コピーライティングの基礎知識を紹介します。
キャッチコピーは広告だけでなく、ホームページ・メルマガ・ブログ・アフィリエイト・メール・LINE・SNS・企画書タイトルといった様々なシーンでも活用できます。
どんなビジネス・業種でもキャッチコピーのスキルがあると、必ず役立つと思いますので知っていて損はないです。
今回は
どうすれば印象的なコピーになるの?
こういった悩みの解決に役立つと思います。
本記事の内容
もくじ
1. 記憶に残るキャッチコピーの作り方とは?押さえておくべき3つのポイント!
2. 広告コピー・キャッチコピーの内容をシンプルにするためにすべきこと
3. 語尾の使い方で共感・共有してもらう
4. まとめ:広告コピーのスキルは誰でも上げることが可能!
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、広告・デザイン歴20年ほどです。
コピー初心者の方に、できるだけわかりやすく紹介したいと思います。
(・o・)/
1. 記憶に残るキャッチコピーの作り方とは?押さえておくべき3つのポイント!
なにげなく頭に残るコピーってありますよね。
そんなふうに、記憶に残りやすいコピーにするために有効な3つのポイントを紹介します。
記憶に残すポイント1:「リズム」を取り入れる
日本人には、昔から心地よいと思う「言葉のリズム」があります。
それは、俳句や川柳の575や775といった歌のリズムです。
記憶に残りやすいコピーは、昔から心地よいと思うリズムの5文字・7文字で構成されていたりします。もちろん商品名等で必ずその文字数になりませんが、うまく文字数を調整してコピーにすると、口ずさみやすく頭に入ってきやすくなります。
記憶に残すポイント2:ターゲット層によって「字面」を変える
「字面」とは、文字の見た目の印象のことです。コピーを書くときに同じ言葉でも「ひらがな」・「カタカナ」・「漢字」の表記によって印象がかなり変わります。
例えば「きれい」という言葉の場合、
・きれい:柔らかい・幼いといった印象
・キレイ:元気・POP・20代前後の若者向けの印象
・綺麗:上品・畏まった雰囲気・硬いといった印象
・Kirei:カジュアル・POP・アパレル系といった印象(大文字と子文字でも印象が変わります)
と表記できます。
当然ターゲットに馴染みがあったり、受け入れやすい印象の文字で書くと、目に止まりやすく記憶に残る可能性が高いです。
記憶に残すポイント3:ターゲットの「共感」するシチュエーションを作る
ターゲットが商品やサービスを使用するときに、喜ぶシチュエーションをコピーにすることで、興味を持ってもらいやすくします。興味を持ってもらえると、その状況を想像するので記憶に残りやすくなります。
例えば、小さい子供のいる母親に自転車を販売する場合、どんな状況で使用するのが喜ばれるかを考えます。幼稚園の送り迎えだったり、買い物だったりです。それと商品の特徴を組み合わせると、コピーにする言葉も浮かんできますよね。
2. 広告コピー・キャッチコピーの内容をシンプルにするためにすべきこと
コピーはシンプルなほど、伝わりやすく記憶に残りやすいです。
ここで言うシンプルとは、文字数の長い短ではなく内容が簡潔な意味です。長い短での優劣はコピーにもより、どちらが優れていると言えません。
でも、1行以上になってくると読んでもらえない可能性が高くなります。
なので、コピー内容は極力シンプルにしましょう。では、そのポイントです。
シンプルにするポイント1:言いたいことは「1つ」に絞る
ただでさえ読んでもらえるチャンスが少ないので、2つ以上のことは覚えてもらえない可能性が高いです。なので、言いたいことはシンプルに「1つ」に絞りましょう。
シンプルに伝わる内容ほど、見てもらいやすく記憶に残る可能性が高いです。
シンプルにするポイント2:キャッチコピー1行ですべてを言えなくてOK!
キャッチコピーはあくまで興味を持ってもらうためのものです。なので、振り向いてもらえるきっかけ作りを意識することが重要です。
また、キャッチコピーを極力短くシンプルにして、伝えきれない内容をサブコピー(キャッチコピーの下にある小さめのコピー)として分けて伝えてもOKです。
伝えたいことをギュッと凝縮したコピーの作り方は、こちらの記事で紹介しています。
-
初心者向け、伝わるキャッチコピーの作り方・セールスライティングの学習におすすめ本 Part2【文章力が読むだけでアップ】
こんにちは、 氷河期世代クリエイターのYOHEIです。 ひきつづき、キャッチコピー・セールスライティングについてのお話です。 前回はキャッチコピー向けの学習におすすめの「伝え方が9割」(著:佐々木 圭 ...
続きを見る
3. 語尾の使い方で共感・共有してもらう
みなさんは、コピーや文章の語尾を意識していますか?
キャッチコピーは単語自体が重要視しがちですが、語尾の言い方によって読み手の印象を大きく変えることができます。
語尾を上手く使うと、読み手が共感しやすくなったりするので、コピーの印象をより強めることができます。
では、見てみましょう!
語尾表現法1:言い切る
この表現は、語尾を「~ない。」や「~だ。」といった言い切る形で終わるタイプの表現です。この表現は、力強さや宣言・決意などを表現したいときに有効で、メッセージを強く押し出してくれます。
語尾表現法2:疑問文
この表現は、語尾を「~してませんか?」や「~ってどう?」のように「?」で終わるタイプのコピーです。この表現は、問題提起したいときに有効です。コピー内容と同じ疑問を持っている人は、共感しやすくなります。
例えば「毎日の献立、大変じゃないですか?」というコピーにしたときに、献立を考えるのが大変だと思っている方は「そうそう、大変」と思い共感しやすくなりますよね。
なので、ターゲットの悩みや疑問などに訴えかけると、頭にひっかかり印象に残る可能性が高まります。
語尾表現法3:未来進行形
この表現は、語尾を「~していく。」や「~していこう」のように「未来」や「将来」に向かって行動していってる状態のタイプのコピーです。言い切る表現の要素もありますが、まだ見ぬ未来や成長した姿を想像させる効果があります。また、企業や商品の成長といったことを期待してもらいたい場合などにも、読み手の感情移入を誘い有効です。
語尾表現法4:体言止め
体言止めとは、語尾を名詞や代名詞で文末を終わらせる表現です。文章を名詞や代名詞で終わらせるのでリズムが変化します。そしてその後の文章へと注意を促すことができる表現です。
例)
×:「先月スイスに遊びに行き、生まれて初めてのスキーに挑戦し、白銀に描いたシュプールに感動しました。」
なんか、長い感じで抑揚がなく読みづらいですね。
これを体言止めで表現すると、
◯:「先月スイスに遊びに行き、生まれて初めて挑戦したスノーボード。白銀に描いたシュプールに感動しました。」
長かった一文を2つの文章に分けることができ、抑揚のある読みやすい文章にできました。そして、体言止めの後の文章の「白銀に描いたシュプールに感動しました。」を強調させることができます。
また体言止めをしたほうの文章は、読みやすくなり頭にすっと入ってます。当然、頭に入りやすいほうが記憶に残る可能性が高くなります。
体言止めは、どんな文章にも使えるわけではありませんが、なにかを強調させたいときや文章にリズムを持たせたいときに有効です。
4. まとめ:広告コピーのスキルは誰でも上げることが可能!
今回もひきつづき、広告コピー・キャッチコピーの作り方のコツについて紹介させていただきました。
本記事の内容を要約しておきます。
ということで、今回の「広告コピーのスキルを今すぐあげる方法 #2」は以上です。
キャッチコピーはたった一行ですが、書き方や内容次第で結果に大きく影響があります。ここで紹介したテクニックは基本的なことばかりで、そんなに難しくありません。
今まで何も意識せず書いていたなら、断然良いコピーにしていくことができると思います。
なので上手くコピーが書けないと悩んでいる方は、今回紹介したテクニックを一度試してみてください。
ほなほな。
(・o・)/
キャッチコピー・セールスライティングの学習におすすめ本
《人気関連記事》初心者向け、伝わるキャッチコピーの作り方・セールスライティングの学習におすすめ本 Part1【読むだけで伝え方スキルアップ】